コンサート感想 1995

1995年1月14日(土)
外山 雄三指揮
名古屋フィルハーモニー交響楽団
徐振民作曲 金陵懐古
マーラー作曲 交響曲第8番「千人の交響曲」


1995年3月9日(木) サントリーホール
ジュゼッペ・シノーポリ指揮
ドレスデン・シュターツカペレ
1.リヒャルト・シュトラウス作曲 交響詩「ドンファン」
2.リヒャルト・シュトラウス作曲 4つの歌
3.リヒャルト・シュトラウス作曲 アルプス交響曲

私は、このドレスデンのオーケストラは2度目のコンサートです。(前回は名古屋で聴いた)
また、シノーポリ氏の演奏で「ドンファン」を聴くのも2度目です。(前回はウィーンフィルで)
アルプス交響曲も2度目です。(前回はNHK交響楽団で)
この楽団は、自分の最も好きな作曲家、リヒャルト・シュトラウスの育てたオーケストラで
しかも世界最古の歴史を持っていて、なおかつ自分の好きなアルプス交響曲が献呈された
オーケストラで、さらにこのアルプス交響曲が初演されたオーケストラなのですごく好きです。
また、指揮者のシノーポリ氏には、昔、名古屋でサインと握手をもらったことがあり、
親しみのある尊敬する人なので、この組み合わせで「アルプス交響曲」が、日本で最も美しい
音響が楽しめるサントリーホールで聴けたことが、一生の宝物です。

1995年11月5日(日) 名古屋市民会館
ジェイムス・レヴァイン指揮
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
1.J.S.バッハ  六声のリチェルカーレ
2.R.シュトラウス 交響詩「死と変容」
3.ブラームス    交響曲第2番
4.????のポルカ(アンコール)
5.ブラームス ハンガリー舞曲第1番(アンコール)

演奏にさきあたり、イスラエルのラビン首相暗殺を悔やむ30秒間の黙祷を会場全員が行った。
このような貴重な場にいやわすことができ、感動があった。
1.六声のリチェルカーレ アンサンブル主体なので、レヴァイン氏の不得意な曲です。
             よって、演奏は辛口でした。
2.交響詩「死と変容」  これもレヴァイン氏のあまり得意でない曲。ドイツの重厚な響き
             というより、イタリア的明瞭な響きでした。
             相手が明るい響きを持つウィーンフィルなので、味がでていたのでは!?
3.交響曲第2番     昔、クライバー氏の生演奏を聴いたことがある。彼に比べれば保守的で
             あったが、明確なテンポ、ウィーンフィルの絶妙なアンサンブルが光った
             演奏であった。なかなかの好演でした。
4.ポルカ        誰の曲か知らないがポルカを演奏した。ウィーンの祭りといった感じでした。
5.ハンガリー舞曲第1番 アップテンポでがんがん攻める演奏でした。快演でした。
最後に、演奏会が終わり、舞台裏へ行くと先着20名に、ジェイムス・レヴァイン氏がサインをしてくれるというので
希望したら、4人目にサインしてもらうことができた。コンサートプログラムの指揮者紹介欄にサインをもらった。
世界の一流の指揮者にサインがもらえたのでうれしかった。
そういえば、3年前、ジュゼッペ・シノーポリ氏からサインをもらった時もオーケストラはウィーンフィルだった。
いっそうウィーンフィルハーモニー管弦楽団の熱狂的ファンになってしまった。