コンサート感想 2001

2001年2月12日(木) 愛知県芸術劇場コンサートホール
朝比奈 隆指揮

大阪フィルハーモニー交響楽団
1.ブルックナー作曲 交響曲第8番
朝比奈氏のブルックナーは2度目。前回はNHKSOでしかも2階席。
今回は手兵の大阪PSOで最前列の陣取った。
NHKSOの時よりも淡々としている印象だったが、それはすぐに誤りだと悟った。
大阪PSOが朝比奈氏の指示通りまとまっているからこその整然とした凄みがあるのだ。
演奏の内容はNHKSOよりは劣っていたが、朝比奈氏のブルックナーは人生のよい勉強になる。

2001年10月16日(火) 名古屋市民会館大ホール
サイモン・ラトル指揮

ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
アルフレッド・ブレンデル(P)
1.ベートーヴェン作曲 ピアノ協奏曲第4番
2.ベートーヴェン作曲 交響曲第6番「田園」
融合とはこのようなものを言うのだろう。
今年ベルリンフィルの常任指揮者になるラトルのベートーヴェンは、ブレンデルの望む
音楽を絶妙なタッチで描いている。
全くすきのない、申し分ない演奏で、これが世界一の音楽か!とうなずいた。
また、田園は室内楽的、古学的な奏法が随所に見られ、新しい解釈を感じ取った。
これからのベートーヴェンは新鋭的か古典的か古学的かの3通りの解釈で演奏されるであろう
時代の先駆けを見ているようであった。

2001年10月24日(水) 愛知県芸術劇場コンサートホール
朝比奈 隆指揮

大阪フィルハーモニー交響楽団
小山実稚恵(P)
1.チャイコフスキー作曲 ピアノ協奏曲第1番
2.チャイコフスキー作曲 交響曲第5番

チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番でも交響曲第5番でも最後のコンサートになってしまった。
第5番が終わり、いつもならお礼をする所、お疲れのために登場できない旨のアナウンスがあり、
とうとうそこまできたか・・・と
非常に残念だった。
ご冥福をお祈りいたします。

2001年12月16日(日) ナゴヤドーム
名古屋フィルハーモニー交響楽団
1.ベートーヴェン作曲 交響曲第9番「合唱」 ほか
2005年に万博があります。
その演習で開催したのがこの第9.
ただし
ナゴヤドームだったので、いまいちだった。