コンサート感想 2009
2009年6月13日(土) 愛知県芸術センター
ティエリー・フィッシャー指揮
名古屋フィルハーモニー交響楽団
北村朋幹(ピアノ)
1.ショスタコーヴィチ作曲 祝典序曲
作品96※
2.モーツァルト作曲 ピアノ協奏曲第9番変ホ長調
K.271『ジュノーム』
3.ストラヴィンスキー作曲 バレエ『春の祭典』
ショスタコーヴィチの祝典では、多少間違えた所はあるが、
そんなことが嘘のように軽快な演奏をしてくれた。
モーツァルトのジュテームでは、高校生の北村さんの生き生きとした演奏に
心表れたが、今度会うときにはもう少しためを作ってほしい所。
ストラヴィンスキーの『春の祭典』は、120%の演奏で素晴らしかったが、
fでフルボリュームだったせいで、全然聞こえながったのはどうだったのだろうか?
愛知県芸術センターの欠点なのが痛い所かもしれません。
とはいえ、いい演奏であったことには変わりありません。
2009年7月29日(水) 愛知県芸術センター
小林研一郎指揮
名古屋フィルハーモニー交響楽団
長尾春花(ヴァイオリン)
1.ブラームス作曲 ハンガリー舞曲第1番ト短調
2.ブラームス作曲 ハンガリー舞曲第5番ト短調
3.メンデルスゾーン作曲 ヴァイオリン協奏曲ホ短調
作品64
4.ドヴォルザーク作曲 交響曲第8番ト長調 作品88
アンコール バッハ作曲 G線上のアリア(管弦楽組曲第3番ニ長調
BWV1068より)
ドヴォルザーク作曲 交響曲第8番ト長調
作品88より第4楽章終盤部分
岡野貞一作曲 ふるさと[小林研一郎のピアノ伴奏による]
ブラームスは、何度も聴いたことあるハンガリーの名曲であるが、テンポが悪い。
ワルツはよく響いていたが、いまいち聴こえるのはつらい。
また、メンデルスゾーンも鳴らしきっていない。
長尾春花は学生で一所懸命弾いていたが、これからに期待といった所か・・・
ようやくドヴォルザークになって形になった。
アンコールのバッハ作曲のG線上のアリアは、いいかもしれない。
2009年9月9日(水) 愛知県芸術センター
クラウス・ペーター・フロール指揮
マレーシア・フィルハーモニー管弦楽団
ワディム・レーピン(ヴァイオリン)
1.スメタナ作曲 連作交響詩「わが祖国」より“モルダウ”
2.ブラームス作曲 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
3.ドヴォルザーク作曲 交響曲第9番
ホ短調「新世界より」
アンコール J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリンパルティータ
第2番よりサラバンド
ブラームス作曲 ハンガリー舞曲第5番
マレーシアフィルは、なかなかうまい演奏をしていた。
例えば、第1曲目のモルダウは、テンポよい演奏だったし、
第2曲目のブラームスのヴァイオリン協奏曲は、したたかな演奏をしてくれた。
第3曲目のドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」では、活気付いた演奏だった。
なんにせよ素晴らしい演奏はさすがマレーシアフィルだと思った。