コンサート感想 2010

2010年2月20日(土) 愛知県芸術センター
セミョーン・ビシュコフ指揮
NHK交響楽団
アレクセイ・ヴォロディン(ピアノ)
1.ラフマニノフ作曲 ピアノ協奏曲 第2番ハ短調op.18
  アンコール ラフマニノフ作曲 幻想的小品集 2.前奏曲「鐘」
2.チャイコフスキー作曲 交響曲第4番 ヘ短調op.36
最初の一歩から違っていた。
ラフマニノフの凄まじいタッチは、私を引き込むのに十分だったと思う。
それはこれに続くコントラバスが、パワー全快に私を包み込むにことで凄い演奏を
奏でていたものなのだろう。
あっという間にピアノ協奏曲が終わってしまった。
そしてアンコールが「鐘」とは参りました。
「鐘」は名古屋出身の浅田真央の18番のスケートだったからかも・・・
・・・うーん。さすがですね。
それからチャイコの4番は十分練った演奏で、NHK交響楽団でなければ
なしえなかったくらいの名演奏で語りつがれるだろうと思います。

2010年3月13日(土) 愛知県芸術センター
クラウス・ペーター・フロール指揮
名古屋フィルハーモニー交響楽団
滝千春(ヴァイオリン)
金丸克己(副指揮)
1.ディーリアス:春初めてのカッコウを聞いて
2.ヴォーン・ウィリアムズ:揚げひばり
3.R.シュトラウス:アルプス交響曲 作品64

ディーリアス作曲の「春初めてのカッコウを聞いて」ですが、
本当にカッコウを聴いて演奏がきちんと整理されていたのがよかった。
しかし、ヴォーン・ウィリアムズ作曲の「揚げひばり」は、
まったりした演奏でメリハリが乏しかった。
そしてR.シュトラウス作曲の「アルプス交響曲」は凄かった。
まず夜から目が興奮状態になり、日の出ではまるで朝日にきらめく黄金のごとく、
森に入るでは本当に森に入った感覚に襲われた。
滝から山頂まではまさに圧巻!
最後にブラボーと叫んでしまった。

2010年7月14日(水) 愛知県芸術センター
小林研一郎指揮
名古屋フィルハーモニー交響楽団
小林亜矢乃(ピアノ)
1.モーツァルト:
歌劇『ドン・ジョヴァンニ』K.527 序曲
2.モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491
3.ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 作品92
  バッハ:G線上のアリア(管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068より
  岡野貞一:ふるさと

巨匠として、小林研一郎の素晴らしさが際立った演奏だった。
また、娘である小林亜矢乃のピアノは、うっとりして最高だ!
このペアがあれば、何でもできてしまうかもしれない。