コンサート感想 2025

2025年01月23日(木) 日本特殊陶業市民会館フォレストホール

第94回市民会館名曲シリーズ〈和欧混交Ⅳ/矢代秋雄とフランス音楽〉

(名古屋市民会館名曲シリーズ・特別演奏会)

ロベルト・フォレス・ベセス(指揮)
田所光之マルセル(ピアノ)*
山本友重(コンサートマスター/名フィル特別客演コンサートマスター)

プログラム
1.ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
2.矢代秋雄:ピアノ協奏曲*
4.ラヴェル:古風なメヌエット
5.ドビュッシー:夜想曲より第1曲「雲」,第2曲「祭」
6.ラヴェル:バレエ『ダフニスとクロエ』第2組曲

ソリスト・アンコール
大澤壽人:富士山

【ロビーコンサートのご案内】

本日〈第94回市民会館名曲シリーズ〉の開演前18:15~、
1階席ホワイエで、ロビーコンサートを開催!

出演は、瀬木理央,尾髙詩音里Vn,池村明子Va,加藤泰徳による弦楽四重奏です。

▼加藤泰徳編:Concerto grosso remodel

日本特殊陶業市民会館フォレストホールで(名古屋市民会館)市民会館名曲シリーズの特別演奏会があったのでお邪魔しました。
すると、弦楽四重奏が聴こえました。
ロビーコンサートです。
曲ですが、現代音楽の加藤泰徳編:Concerto grosso remodelでした。
最近クラシックの室内楽コンサートでなかな渋い演奏だから美しいメロディと弦楽合奏に感動したと思いました。

1.ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
本作品は一楽章形式の楽曲であり、その全体は総休止やリピート記号などによって明確に区切られることなく、
冒頭から終結に至るまでが一繋がりの音楽として続いて演奏されるのですが9/8拍子から始まるかの有名なフルート・ソロのフレーズをもって
開始されるから単純ではりますが実に鮮烈で忘れ難い印象を与える出だしであります。
特定の音色を持つ1音(ここではフルートの C♯音)を聴いただけでどの曲が始まるのか判ってしまうという点では、
ストラヴィンスキーの「春の祭典」の冒頭のファゴット・ソロ(牧神のそれよりもう半音だけ低いC音)にも匹敵するのかもと思いました。

2.矢代秋雄:ピアノ協奏曲*
今回は田所光之マルセル(ピアノ)で聴きましょう。
ピアノは、スタインウェイですが少し硬いイメージはあります。

第1楽章 アレグロ・アニマート。
四つの主題をもつソナタ形式。
冒頭、ピアノのオクターヴで出る幻想的な第一主題。
透明で神秘的な響き、東洋的な色合いを帯びたメロディ、最高に美しいと思います。

第2楽章 アダージョ・ミステリオーソ。
ピアノがハ音で提示する単調なリズム・オスティナートを43回、繰り返し奏でられる美しくも不気味な幻想と夢魔の世界です。
何でも作曲者が子供の頃、熱を出して寝込んだときに見た「怖い夢の思い出」を曲にしたそうですわ。

第3楽章、アレグロ~ヴィヴァーチェ・モルト・カプリチオーソ
フィナーレはロンドです。
冒頭、弦のユニゾンで力強く奏でられる序奏主題は、なにげに十二音でできています。
つづいてトロンボーンがふにゃけたファンファーレのような不協和なフレーズを吹きますので少し笑えました。

ソリスト・アンコールは、大澤壽人:富士山でした。

3.ラヴェル:古風なメヌエット
ラヴェルの作品の中では初めて出版された作品といわれています。
ラヴェル自身により管弦楽編曲が施されています。
3管編成で書かれており、それを聴いたのですが和声は複雑ではあります。
しかし、構成はシンプルなので聴きやすいかなと思いました。

4.ドビュッシー:夜想曲より第1曲「雲」,第2曲「祭」
「夜想曲」(ノクチュルヌ、ノクターン)はフィールドに始まりショパンが発展させた
器楽曲の1ジャンルです。
「雲」と「祭」の2曲を初演したのでちょっとだけ絵画を連想するテーマとなります。
空の雲のゆっくり流れて消えていく様を描写した曲。
祭の盛り上がりと祭の後の静けさが描かれている曲。
さまざまな印象と光の特別な効果のすべてを意味する曲かなと思いました。

5.ラヴェル:バレエ『ダフニスとクロエ』第2組曲
この組曲は「夜明け」から「パントマイム」を経て「全員の踊り」で終結する曲です。
「夜明け」は文字通りの夜明けの描写であり、「全員の踊り」は登場人物総出の舞踏の場面であるから解り易いと思いました。
結果、なかなか派手な曲だから嬉しいかなと思いました。










2025年03月29日(土) 日本特殊陶業市民会館フォレストホール

第95回市民会館名曲シリーズ
〈和欧混交Ⅴ/外山雄三、山本直純とシベリウス〉

市民会館名曲シリーズ
2025.03.29 (土) 16:00

Niterra日本特殊陶業市民会館フォレストホール
(市民会館名曲シリーズ・特別演奏会)

出演
川瀬賢太郎(指揮/名フィル音楽監督)
名古屋少年少女合唱団(児童合唱)
小川響子(コンサートマスター/名フィル コンサートマスター)
川瀬賢太郎(指揮/名フィル音楽監督)名古屋少年少女合唱団(児童合唱)

プログラム
1.外山雄三:交響曲「名古屋」
2.山本直純:児童合唱と管弦楽のための組曲「えんそく」
3.シベリウス:交響曲第1番ホ短調 作品39

ロビー・コンサート
シベリウス:弦楽三重奏のための組曲 イ長調 JS186
小川響子(ヴァイオリン)、小泉理子(ヴィオラ)、佐藤有沙(チェロ)。

これは、シベリウスの弦楽三重奏です。
実演は、とっても珍しいかなと思います。
不思議な絵本の中のような…シベリウス、24歳頃の作品でした。

1.外山雄三:交響曲「名古屋」

当時開局15周年を迎えた「中京テレビ」による委嘱作品で「名古屋」をテーマにした
全4楽章から構成される演奏時間およそ25分のシンフォニーです。
昔、LPで持っていましたがもうありません。
1984年初演で今は2025年だから、40年ぶりの生演奏を聴きました。

交響曲の各楽章のテーマですが、
第1楽章:熱田神宮の1月行事”踏歌神事”の催馬楽、名古屋城築城の木遣り等による幻想曲。
第2楽章:「北設楽郡」の田植え歌「田峰田楽」、美濃地方の「谷汲踊(ばしょう踊)をテーマにしたスケルツオ楽章。
第3楽章:「子守唄」。
第4楽章:「木曽川護岸工事唄」をテーマにしたロンド形式によるフィナーレとなっています。 

日本の原風景も感じ取れ親しみやすい作品だから好きな演奏です。
特に、熱田神宮”踏歌神事”、田植え歌「田峰田楽」、木曽川護岸工事唄は走馬灯のように響きまして、
ヴァイオリンの雅楽的高音や五穀豊穣の豊作楽や木曽川遊びを問えばやはりこれだよねと納得でした。

2.山本直純:児童合唱と管弦楽のための組曲「えんそく」

山本直純:児童合唱と管弦楽のための組曲『えんそく』は、詩人・小説家の阪田寛夫が作詞。全6曲からなります。
1.光る
2.ズンタ・ズンタ
3.おべんとう
4.城あと
5.山の上の合唱
6.家路

明快で愛らしい音楽が、名古屋少年少女合唱団の意外な高度な技術に支えられて
少年少女のポジティブポジションが素晴らしかったかと思います。
さすが山本直純のスペクタクルショーです。

3.シベリウス:交響曲第1番ホ短調 作品39

2025年に生誕160年を迎える、フィンランドを代表する国民楽派の作曲家ジャン・シベリウス。
第1作目の壮大なシンフォニーは次々と現れる美しい旋律やドラマティックな展開に斬新さがあります。
北欧の厳しい冬の気候や広大な大地、深遠な神話の世界を感じさせてくれる人気の作品かと思いました。










2025年04月17日(木) 愛知県芸術センターコンサートホール

トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン(管弦楽)
大植英次(指揮)
名古屋フィルハーモニー交響楽団(管弦楽)
フォルクハルト・シュトイデ(ヴァイオリン)

【プログラム】
0.バッハ:G線上のアリア
1.モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218*
2.マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調

◇トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン&名古屋フィルハーモニー交響楽団 合同演奏 (指揮/下野竜也)
0.バッハ:G線上のアリア

有名な音楽教授(ウィーン大学)がお亡くなりになったので、G線上のアリアを演奏し、
トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン(ウィーンフィルハーモニー管弦楽団)の
凄く高みある域で荘厳さとして演奏しました。
最後に黙とうしました。

1.モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218*

トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン(管弦楽)
フォルクハルト・シュトイデ(ヴァイオリン)
指揮者なしで演奏する自由なスタイルで披露しました。
モーツァルトはまだ若く、19歳でした。
彼のヴァイオリン協奏曲は、ヴァイオリニストとしてのモーツァルト自身での初演でした。
今回は、フォルクハルト・シュトイデがヴァイオリンを担当したのでソロとオーケストラが対話するような形で展開され、
技巧的なパッセージや華やかな装飾が施されていました。
技巧的なフィナーレに向かって加速していくようでした。

2.マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調**

実は、交響曲第5番は、基調がニ長調ですが、第1楽章は半音低い嬰ハ(短調)で、第2楽章はイ短調。
そこにはドラマや嵐がありました。
第3楽章のスケルツォは自然の美しさの表現。
アルペンホルンやウィンナ・ワルツが登場して、ウィーン、あるいは、オーストリアの自然が表され、
牧歌的で楽しい雰囲気があります。
第4楽章は、『アダージェット』(アダージョより少し速く)と名付けられていながら、
ドイツ語では『物凄く遅く』と書かれていて、何故か指示が違うのです。
つまり、人間や自然の美しさを味わいながら、テンポは速くせずに1つ1つをゆっくり見て感じながら演奏してほしいという、
マーラーの思いを反映した指示なのでしょう。
これはそうした人間の感情と自然の美しさが融合した音楽なのです。
私が知る限り、弦楽器とハープだけで演奏する交響曲の楽章は他にありません。
それほど特別な楽章なのです。
そして、ホルンの音とともに第5楽章の素晴らしい世界が始まります。
平和で皆が愛し合い、自然の美しさがあり、最後は人間が求める差別のない世界に行き着くのです。
こうして楽章ごとに異なるメッセージが発せられている聴き応えのある作品で、
演奏家も楽章ごとの感情の変化を感じながら弾かないと味が出ない音楽なのです。
よく演奏される曲ですが、細かいディティールを見ながら大きな流れを構成しないといけない。
その双方が出せてこそ5楽章の交響曲が完結するのかなと思います。
隣の奏者が普段と違うので張り合いもあるでしょうし、お互いの相乗効果で、
ウィーンのオーケストラとも名古屋フィルだけの演奏とも違ったマーラーの交響曲第5番を作れるのではないかと思っていました。
なお、この曲で重要なトランペットとホルンのソロはウィーン・フィルの奏者が吹きました。
マーラーの交響曲第5番はいわば宇宙の音楽でです。
それらの全てが含まれているのかなと思いました。










2025年04月24日(木) 日本特殊陶業市民会館フォレストホール

第96回市民会館名曲シリーズ〈ベートーヴェンPLUSⅠ〉

市民会館名曲シリーズ
2025.04.24 (木) 18:45

日本特殊陶業市民会館フォレストホール(市民会館名曲シリーズ・特別演奏会)

出演
アドリアン・ペルション(指揮)
名古屋フィルハーモニー交響楽団
小川響子(コンサートマスター/名フィル コンサートマスター)

プログラム
陳 銀淑(チン・ウンスク):スビト・コン・フォルツァ(Subito con forza)
ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調 作品60
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 作品67『運命』

ロビー・コンサート
窪田健志
ジョエル・ビードリッツキー(打楽器)
(マリンバ・デュオ)
▼ベートーヴェン:エリーゼのために
▼ライヒ:手拍子のための音楽
▼ライヒ:ナゴヤ・マリンバ

聴きどころ

欧米から熱い視線を集めるフランスの指揮者アドリアン・ペルションが
名古屋フィルハーモニー交響楽団が初登場です。
現在、コンセール・ラムルー管弦楽団の音楽監督を務めます。
また、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団の首席ティンパニ奏者を務めた経験から
フランス流の交響曲としてを導き出す内容です。
しかも、ベートーヴェン生誕250年に作曲した、ベートーヴェンの様々な作品のフレーズが浮かんでは消えるという
チン・ウンスクの作品を融合させたプログラムが斬新です。

ロビー・コンサート

窪田健志とジョエル・ビードリッツキー(打楽器)のマリンバ・デュオで聴きました。
マリンバ・デュオのメロディーは、鍵盤打楽器の面白さを世に説いています。

ベートーヴェン:エリーゼのために
ライヒ:手拍子のための音楽
ライヒ:ナゴヤ・マリンバ

ベートーヴェンの「エリーゼのために」は、低音まで響くマリンバの音色では十分でした。
スティーブ・ライヒの「手拍子のための音楽」は二人が向き合って手拍子を打つものです、しかも、左右でリズムが違います。
スティーブ・ライヒの「名古屋・マリンバ」は、名古屋音楽大学の名誉教授である栗原幸江氏によって委嘱されました。
世界中で演奏されています2台のマリンバは、楽しかったです。

1.チン・ウンスク:スビト・コン・フォルツァ

チン・ウンスク(陳銀淑)の父親は長老派教会(プロテスタント)の牧師で、
チン・ウンスクが2歳の時に教会にピアノを設置しました。
幼いチン・ウンスクは、ピアノで遊ぶようになり、7歳か8歳の頃には父の教会でおこなわれる結婚式で、
結婚行進曲などを演奏するようになっています。
さて、スビト・コン・フォルツァを聴いたのですが、冒頭の出出しは「コリオラン」の和音が使われていますし、
引用からはじまり、ベートーヴェンの様々な曲の断片が散りばめられています。
しかも、メシアンのトゥランガリラ交響曲の断片もあったような気もします。
良き面白さといった感じかなと思います。

2.ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調 作品60

ベートーヴェンですが、チン・ウンスクの曲が2管編成で書かれた作品であったので
このままの編成で、ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調が演奏されました。
これほどの編成で演奏されるベートーヴェンは最近ではほとんど見かけません。
指揮のアドリアン・ペルションは最近の傾向であるノンヴィブラート奏法でこの曲を演奏しました。
ピリオドオーケストラ並みの早いテンポでぐいぐいとオーケストラを引っ張っていきます。
ただ、今回は大編成でのこのスタイルですからやっぱり抑揚が少なく平坦に聴こえてしまいがちかなと思いました。

3.ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 作品67『運命』

ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 作品67『運命』も同じ趣向で聴きました。
冒頭の運命の動機もテンポが速いのでやや軽く感じに進みます。
一番びっくりしたのは提示部の繰り返しがなかったことです。
しかし、第4楽章はこちらは提示部をリピートしているのですから、これはどうなんだろうかと思いました。










2025年05月27日(火) 愛知県芸術センターコンサートホール

オービック・スペシャル・コンサート2025

2025/05/27

名古屋フィルハーモニー交響楽団

小林研一郎(指揮/名フィル桂冠指揮者)
清水陽介(チェロ)
笛田博昭(テノール)
朝岡聡(司会)

チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲 作品33
プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」
プッチーニ:歌劇『トスカ』より「星は光りぬ」
カルディッロ:カタリ・カタリ[ピアノ伴奏]
ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調 作品88, B.163

アンコール
ナポリ民謡「オーソレミオ」
民謡「ふるさと」1番3番

チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲 作品33
清水陽介(チェロ)さんですが、岐阜出身で2017年14歳で単身ハンガリーに渡欧。
バルトーク音楽高校、ハンガリー国立リスト・フェレンツ音楽大学特別才能育成コースに入学。
2024年同大学を首席で卒業したつわもので小林研一郎も
ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団(1992年には音楽総監督となった)で
タクトしたのでいわくつきかも知れません。(マーラーも音楽総監督になりました。)
さて、チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲 作品33。
この作品は、ロココ様式の響きを含む美しい旋律、柔らかなリズム、そして独特の楽器の使い方特徴としています。
特に変奏曲の作曲というジャンルにおいて、傑作とされており、多くの演奏者や聴衆に愛され続けています。
どの変奏も、驚くほどの瑞々しさで凄かったかとです。

プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」
笛田博昭《Tenor》は、名古屋芸術大学音楽学部声楽科首席卒業で、第37回イタリア声楽コンコルソ・イタリア大使杯受賞を言う優れものです。
しかも、NHK クラシック音楽サイト「ららら♪クラブ」のファン投票“あなたの好きな日本人オペラ歌手”第一位を獲得ですから聴かないと。
響く!響く!響く!
なんて圧倒的な歌唱力なのでしょう。これは、90点の出来かと思います。

プッチーニ:歌劇『トスカ』より「星は光りぬ」
私の愛の夢は永遠に消え失せてしまったテノールとは、素晴らしいです。

カルディッロ:カタリ・カタリ[ピアノ伴奏]
小林研一郎さんが何とピアノで花を咲かせるというので凄い効果かなと思います。
イタリアのナポリ歌曲。
しっとりとしたバラード調でありながら力強い歌詞が印象的な楽曲です。

アンコールで、ナポリ民謡「オーソレミオ」をピアノ付きで歌いました。
実は、高校時代の音楽の試験で「オーソレミオ」をイタリア語で歌ったので、わかるのですよ。
Che bella cosa e' na jurnata 'e sole
良かったですわ。

ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調 作品88, B.163
ドヴォルザーク「交響曲第8番」を第1楽章から穏やかな雰囲気で、しかし内にパッションを秘めつつ、じっくりオーケストラを歌わせます。
小林研一郎さんの声も入りつつ、オーケストラが全身全霊をかけて、アプローチに答えようとする姿が目に浮かぶようです。
これほどに素晴らしい演奏は中々生まれません。

アンコールで民謡「ふるさと」1番3番を演奏しました。